ナイキ防災オフィスカタログ改定版
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まず、地震にはどのような危険が伴うのかを考えましょう。「防災オフィス」づくりについて考えるには、まず地震が発生すれば人はどのような状況に陥り、オフィスはどのような被害に見舞われるのかを確認することが大切です。震度と揺れ等による状況(概要)震度6弱で人は立っていられなくなり、震度6強ではほとんどの家具類が移動し、倒れるものも多くなります。人は揺れを感じない。震 度0オフィスで静かにしている人の中には 揺れをわずかに感じる人がいる。震 度1オフィスで静かにしている人の大半が 揺れを感じる。震 度2オフィスにいる人のほとんどが 揺れを感じる。震 度3・ほとんどの人が驚く。 ・天井からの吊り下げ物は大きく揺れる。・座りの悪い置物は倒れることがある。震 度4・ 大半の人が恐怖を覚え、物につかまりたいと感じる。・棚にある本が落ちることがある。・ 固定していない家具類が移動することがあり、不安定なものは倒れることがある。震 度5弱・物につかまらないと歩くことが難しい。・棚にある本で落ちるものが多くなる。・固定しない家具類が倒れることがある。震 度5強・ 立っていることが困難になる。・ 固定していない家具類の大半が移動し、倒れるものもある。ドアが開かなくなることがある。・窓ガラスが破損、落下することがある。震 度6弱・ はわないと動くことができない。飛ばされることもある。・ 固定していない家具類のほとんどが移動し、 倒れるものが多くなる。・大きな地割れが生じることがある。震 度6強耐震性の低い鉄筋コンクリート造の建物では、 倒れるものが多くなる。震 度7参考:国土交通省 気象庁 震度と揺れ等の状況(概要)「防災オフィス」づくりをはじめる前に04

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