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先輩メッセージ営業職
駆け出し営業マンと経験を積んだ若手営業マンーー。
それそれの営業スタイルを語る。
営業職の仕事
ナイキの営業の最前線で活躍する中野と森川。ナイキの営業の面白さや大変さを話していただきました。どのような成長があり、そしてこれから先、どのようなビジョンに向かって更に活躍していくのか――。このインタビューを通じてナイキの営業を知ってほしいと思います。
就活を振り返ってみる
まずは、お二人の就職活動について教えていただけますでしょうか。
特に森川さんは入社1年目ということですので、今の就活生の気持ちも分かると思いますので…。
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森川
そうですね。私が就活をしていた頃は学生が厳しい環境でした。ですので50社くらいは受けましたね。最初は大手中心に東京の方も考えていました。しかし、だんだんと視野を広げなければと思い、関西方面や中堅・中小企業にも目を向けるようになりました。 そんな時にナイキと出会い、取り扱う商材の面白さ、説明会や面接の中で感じた社内の雰囲気、チームワークの良さなどで、ここだ!と決めました。
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中野
50社も!すごいな(笑)
僕は2009年入社ですのでちょうど就活が終わったころにリーマンショックが起こったんですよ。なのでギリギリ良い時代だったかな。私は最初から店舗内装やオフィスファニチャーなどの業界に絞り、就活を進めていました。受けたのは10社くらいですね。OB/OG訪問なども積極的にしながら就活をしており、ナイキと出会いました。
お二人のお話を聞いていますと就職活動の動き方に違いを感じますね。
では、今就活生に戻ったらどのようなことを意識して取り組みますか。
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中野
僕は森川君のように絞らずにいろんな業界や職種を受けてみても良かったかなと思いますね。いろんな業界の話を聞いたり、面接を経験することも大切だと思いますね!
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森川
そう言われると…。確かに金融や鉄道会社、メーカーなどによって面接も違いますし、経験を積むという面ではいいかもしれませんね。でも、絞りきれなくて後悔したこともありました。業界や職種、その企業に対する志望動機が弱く、伝わらないこともありましたし。そう考えると、絞りすぎてもいけないですし、広げすぎてもいけないと思いますね。
今の仕事について
それでは、ナイキと出会い、入社したわけですが、現在の仕事内容を教えて下さい。
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森川
今は、ルート営業で販売店様(※1)をまわっています。定期的に販売店様をまわっていろんな話をする中で情報を頂いたり、こちらから提供したり・・・。そうして、案件が出てきたときに声をかけていただける環境をつくる動きが中心ですね。大まかなスケジュールとしては、まず朝出社して、お客様から届いているメールやFAXでの注文や問い合わせ、見積の作成など事務作業を片付けます。一通り終えたら、外へ出ていき、販売店様をまわったり、あとは現在進めている案件の打ち合わせや納品先に出向く事も多いですね。一日を外で過ごすことも多く、夕方帰社した後に今日集めた情報の整理や新たに届いている見積依頼などの事務作業をして一日が終わります。
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中野
僕もルート営業ですので、基本的に同じような一日ですね。ただ、担当する販売店さんの数が多いので、その分現場立ち合いやお客様との打ち合わせが殆どですね。
販売店様をまわる事がメインということですが、
その中で感じる仕事の難しさや面白さを教えて下さい。
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森川
入社して1年目ですが、一番難しさを感じるところは、販売店様とどう仲良くなるのかということですね!相手の方の年齢が一回り、二回り上になりますので、どのように距離を縮めていったらいいのか・・・ホント難しいです。特に販売店様が忙しくされている時なんかは一歩引いてしまって話しかけられない事もありますね。
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中野
確かに販売店さんとの関係を深める事は営業の仕事の難しさだよね。僕でもやはり年上の方ばかりなので今でも難しいと感じますよ! 時間をかける事も必要だと思います。私が入った時は新規の販売店開拓をメインでしていましたので、当社の良さや商品の良さを知っていただくために時間をかけていました。1年目は時間もあったので、週に最低でも1回、多い時で2回顔を出したりもしていましたね。そうしながら販売店さんに役立ちそうな情報を持っていったり、とにかく話をたくさんして信頼関係を深めていきましたね。
なるほど!時間をかける事も大切ですね。
では、中野さんは5年たった今だからこそ感じる難しさはありますか?
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中野
そうですね。ある程度付き合いが長くなると販売店さんの"好み"が分かってくるんですよね。打ち合わせの時に、「僕はこっちの方がいいのにな・・・」と思う時でも好みが分かっているからこそ自分の意見を伝えにくいということもあるんです。でも、そんな時はエンドユーザー(※2)さんの意見を優先するようにしています。あくまでもエンドユーザーさんありきなので!「エンドユーザーさんはこう言っていましたよね」って販売店の担当者さんと話ながら進めていきます。もちろん、意見が合致することもありますし、そこは面白いところでもありますが。
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森川
販売店様の好みまで把握して提案しているとは!僕もそこまで販売店様と深く付き合っていけるようになりたいです。
では、反対に面白さを教えて下さい。
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中野
5年の中で、いろんな仕事をしてきたんですが、その中でもイメージ通りにいった時は本当に面白いです!
イメージ通りとは!?
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中野
オフィスレイアウトや内装など、いろんな提案をするのですが、それがカタチになって納品されるまで、すべてがイメージ通りに仕事ができた時ですね。自分のイメージと言っても、それがエンドユーザーさんのイメージでもあります。共有できる事が嬉しいし、当然エンドユーザーさんの満足度にもつながって達成感も大きいです。
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森川
僕は正直まだいっぱいいっぱいで必死にしているのでそこまで考えられていませんね。でも、納品が無事に終わって感謝された時はやっぱり嬉しいですね。自分の提案がカタチになって残ることにはとてもやりがいを感じますね。
例えば、心に残った素敵なエピソードなんかありますか!?
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中野
たくさんありますが、僕が今でも忘れないエピソードと言ったら、2年前の四国での仕事ですね。四国の現場に納品をする仕事があったんですが、配送トラックの一台が荷崩れをおこしたんですよ!もちろん、乗っていた納品するオフィス家具は全て使い物にならなくなったんです。僕が窓口になって進めていた仕事でしたので「何とかしないと!」と必死でした。すぐさま当社の工場や仕入れ先に連絡をし、納品スケジュールを調整し、全員の協力のもと、1週間以内に全てをやり直しました。その時に、改めて僕一人ではできない仕事だと痛感しましたし、周りのサポートに支えられて成り立っている仕事だと感じましたね。まぁ、今だからこそこんな風に話せますが、その時は真っ青でしたよ(笑)
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森川
それ、考えるだけで真っ青になりますね・・・。僕が特に印象に残っている仕事は、年末にあった大きな仕事ですね。12月28日と29日の二日間納品作業があり、そこに二日間とも立ち会っていたんです。初めての大きな仕事だったので心配だったんですが、組み立ての指示やエンドユーザーさんの急なレイアウト変更の依頼に対応しながら怒涛の二日間を過ごしました。本来なら年末休暇に入っている時期で、遅れやトラブルが発生したら対応できなくなるという難しい状況でした。ただ、そんな二日間を何事もなく、期限までに終わった時に「森川君が頑張ってくれたから無事に終わったよ!」と褒めて頂けた事が本当にうれしくて今でも思い出しますね!特に夏前から進めていた案件だったので達成感もありました。正直なところ不安もめちゃくちゃあったんですが、上司も「大丈夫か?」と見に来てくれたりして、心強かったのも思い出として残っていますね。
いろいろな仕事を経て成長していくと思いますが、
仕事の中で特に成長したと感じた瞬間ってありますか?
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中野
僕は成長というか、考え方が変わったなと感じたのは、3年目くらいですね。それまでは仕事を取ってくること、売り上げを上げる事に精一杯だったんですが、3年目くらいからは、エンドユーザーさんの満足度を上げるだけでなく、出来るだけ協力業者(※3)さんにも恩返しをしないと、という考え方に変わってきたんです。パートナーさんの事を考える事も大切だと思いますね。
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森川
今の話を自分に当てはめて考えるとそこまで考えられていないなぁと感じますね。 プレゼンにしろ、価格にしろ、こちらから提案していくということがあまりできていないですね。言われたことをするので精一杯です。
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中野
僕も最初からできた訳じゃないよ。だけど、自社商品の知識はもちろん、他社の商品がどんなものかや、どんな提案をしてくるかまでしっかりと勉強してやっと出来るようになってきたように思うよ!
これからについて
経験を積む事で出来る仕事の幅も広がってくると思いますが、
そんな中、仕事へのこだわりってありますか?
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森川
そうですね。当たり前の事は当たり前にする、ということですね。例えば、遅刻をしない、10分前行動、締切を守る、挨拶・・・そういった最低限の事をまずはしっかりすることで印象も変わってくると思うんです。なので、まずは当たり前の事をしっかりとしたいと思っています。
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中野
僕は、営業の中で常に「出来ません」と言わないようにしています。出来ないと感じても、出来る方法を考え、提案するようにしています。営業である以上、NOとは言いたくないですしね!
お互い、それぞれのこだわりがありますね!
例えば中野さんは、今1年目に戻ったら、どんな事をもっとしておきたいと思いますか?
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中野
森川君が言った、当たり前の事をしっかりとする、そこですね!実際できていない時もあって、聞いていて少し心苦しかったですね(笑)当たり前のことをしっかりとやることは仕事をする上で基本ですので、まずはそこをしっかりとしたいです!後は、もっともっとがむしゃらにやっても良かったかなと。上司や先輩もフォローして下さるので、失敗を恐れずにもっと飛び込んでもいいかなと。森川君も、今以上に積極的に飛び込んでいってほしいな。僕も全力でサポートするので!
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森川
ありがとうございます!
素敵な先輩ですね!では、これからの目標を教えてください。
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森川
僕は1年目でまだまだ知識や経験が足りません。新しいオフィスの案件が出てきたときに、自社商品の事は今、猛勉強して話せるようになってきたんですが、内装関係などはまだまだ勉強不足に感じています。それが出来るようになると提案の幅が広がると思うので、まずは知識をつける事が第一ですね!
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中野
これから・・・うーん・・・。そうですね。自分の事にはなるんですが、"整理整頓"です!
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森川
・・・(笑)整理整頓ですか。
(笑)整理整頓・・・それは頭の中ですか?それとも机の上ですか?
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中野
もちろん机の上です(笑)実は・・・
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森川
僕の机の上にも流れてきているんですよね・・・(泣)
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中野
そうなんですよ!森川君の机まで領域が広がってしまっているんです。先程の話ではないですが、整理整頓も当たり前の事ですしね(笑)森川君を見習って整理整頓をしっかりします。
最後にオチを持ってくるところも先輩の腕前でしょうか(笑)本日はありがとうございました。
編集後記
「今回のインタビューでナイキの営業の仕事を聞く事が出来ました。取り扱う商品を駆使して、クライアントが満足するオフィス空間を提案する営業。形に残る提案だからこその面白さと難しさがあり、また、経験を積むことで仕事の幅や醍醐味が深まっていく仕事だと感じました。
今回、営業の最前線で活躍するお二人の話を聞いて見えてきたもの、それは2つの"環境"でした。1つ目の環境、それは"若いうちからチャレンジできる環境"です。中野さんが口にした「逃げる上司はナイキにはいない。皆さん後輩を全力でサポートする。」という言葉。
そのような先輩方のおかげで、失敗を恐れずにチャレンジできる環境があり、それが仕事のやりがいや意欲の高さに繋がっているのだと感じました。
そしてもう一つは、"相手を思いやる環境"です。お二人の話を聞く中で出てくる"クライアントのために""協力業者のために"という言葉は、ナイキの経営理念である「おかげさまでの心の経営」がごく自然に身について表れているように思います。
築き上げてきた理念と先輩の後押しがあるからこそ、若手営業マンが成長する環境がある――。取材を通じてそう感じました。そんなナイキの環境はOFFでも同じ。上下関係なくとても仲が良いのもナイキの特長の一つで、最近仲間でスノーボードに行った話を楽しそうにする森川さんと中野さんの様子を見ていると、ナイキのアットホームな環境がそのまま表れているように感じました。
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(※1)販売店:
商品の購入を希望されるお客様(エンドユーザー)に対して、さまざまなメーカーの中から、当社の商品を提案・販売してくれる会社や店舗のこと。
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(※2)エンドユーザー:
最終的に商品を購入・使用されるお客様のこと。 オフィス家具業界における商品は、オフィス家具の他に内装工事なども含む。また、お客様は一般的に「会社」であることが多い。
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(※3)協力業者:
販売店・仕入先・工事業者・物流業者など、ナイキを支えてくれる様々な会社のこと。