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先輩メッセージ技術職(生産技術)

技術職(生産技術)の仕事

技術課は、機械・電気設計等の開発業務、メンテナンス・ 修理等の保全業務、工場内レイアウトの検討等の 設備設計業務まで、幅広い仕事を担っています。 インタビューを通して、生産技術のやりがいや面白さを 感じてください 。

現在の仕事内容について

  • 工場の生産ラインを安定的に稼働させる、“止めない”を支えるのが生産技術(技術課)の役割です。機械の保全・修理対応に加え、部品手配や段取り、レイアウト変更、設備導入まで担当しています。朝一で現場からの依頼を確認し、発注が必要なものは手早く手配。修理は稼働状況に合わせて計画し、突発のトラブルには応急処置で生産ラインを維持します。

成長を実感した瞬間

  • 入社して最初の頃は、修理や交換作業にとても時間がかかっていました。例えば、ローラーの部品交換は、1か所終えるのに30分以上かかり、先輩に付き添ってもらいながら必死に手順を覚えていたのを今でも鮮明に覚えています。それが今では、同じ作業をわずか5分程度で完了できるようになりました。事前に必要な工具や部品を揃え、次の流れを予測して準備する――。そうした先回りの意識が身につくにつれて、効率が格段に上がり、自分でも「成長したな」と実感できる瞬間が増えていきました。 さらに、修理だけでなく、治具やカバーを自分で図面から設計し、材料を選んで形にしていく経験もしました。最初に任された流量計用のカバーづくりは、不器用ながらも全力で取り組み、完成した際の達成感は今でも忘れられません。こうした経験を積み重ねることで、「できなかったことができるようになる」という実感が、日々のモチベーションに繋がっています。  

心がけていること

  • 技術課の仕事では、突発的なトラブルに対応する場面が多くあります。特に自動機械のエラー対応は、一筋縄ではいきません。単体では正常に動作するのに、自動運転に切り替えると再びエラーが発生する…。そんな状況に直面すると焦りもありますが、そこで慌てずに「一つひとつの動作を順番に確認する」ことを大切にしています。 原因は目の前の箇所だけとは限らず、その前後の動きや連動部分に隠れている場合もあります。順序立てて検証し、トライアンドエラーを繰り返すことで、根本原因を突き止められるようになります。学生時代に学んだ材料選定の経験や図面の知識も、こうした現場で役立っています。なかでも、図面を見ながら「この素材で大丈夫か」「より適した部品はないか」と考える習慣は、大学での学びが生きていると実感します。焦らずに一歩ずつ原因を探り、再発防止に繋げる。その積み重ねこそが、現場から「ありがとう」と言ってもらえる信頼に直結していると考えています。

やりがい

  • 今担当しているのは、新しいプレス機の導入という大規模なプロジェクトです。数千万円規模の設備を、若手でも任せてもらえるのはプレッシャーではありますが、同時に大きなやりがいを感じます。既存の機械を撤去し、工場内のレイアウトを再設計しながら、新しい設備を据え付け、試運転を経て安定稼働に持っていく。その一連のプロセスは簡単ではなく、現場の方々と意見を交わしながら調整を重ねていく必要があります。 最初は不安も大きかったですが、「一緒にやってみよう」と支えてくれる先輩や、「頼りにしているよ」と声をかけてくれる現場の方々のおかげで、一歩ずつ前に進めています。完成した時の達成感や「助かったよ」という言葉は、何よりのご褒美です。若手にも責任ある仕事を任せてくれるナイキの環境だからこそ得られる挑戦と充実感が、私にとって最大のやりがいです。

職場の雰囲気

  • 職場の雰囲気を一言で表すなら「明るくフランク」。工場全体が活気にあふれていて、気さくに声を掛け合ったりする雰囲気があります。特に技術課のメンバーは「仲間感」が強く、遅くまで作業していると様子を見に来てくれるなど、人の温かさを日々感じます。先輩方は親身に相談に乗ってくれますし、図面を持っていけば「こっちの方がいいんじゃない?」とアドバイスをくれます。「やってみたい」と言えば「やろう!」と背中を押してくれることもあります。 プライベートでも仲良くしていて、休みの日に一緒に遊びに行く仲間がいます。こうした雰囲気があるからこそ、難しい仕事やプレッシャーのかかる場面でも前向きに取り組めるのだと思います。職場は単なる作業の場ではなく、人とのつながりを実感できる場所。技術のスキルと同じくらい、仲間に支えられる安心感が、ここで働く大きな魅力です。  

こんな人に向いています

  • ナイキの技術課は、決められた範囲の仕事だけをこなすのではなく、自分から領域を広げていける人に向いています。「やってみたい」と思ったことを実際に行動に移せるチャレンジ精神のある人なら、若いうちから大きな経験を積むことができます。実際、私自身も入社3年目にして大規模設備の導入を任されるなど、予想を超えるチャレンジをさせてもらっています。もちろん、支えてくれる先輩や同僚がいるからこそ、失敗を恐れずに挑める環境があります。 大学で学んだことを実践に活かしたい人、現場でしか学べない知識を吸収したい人にも最適です。逆に「決められたことだけを淡々とこなしたい」という人には少し大変かもしれません。日々新しい課題に向き合い、自分の幅を広げていくことを楽しめる人。そんな方には、この環境はまさに天職だと思います。 。

技術職を志す皆さんにお伝えしたいこと

  • 就職活動では多くの企業を調べると思いますが、紙面やWEBページだけでは伝わらないことがたくさんあります。もしナイキに少しでも興味を持ったら、ぜひ一度、工場に足を運んでください。実際に機械が動く音や現場の空気に触れることで、「ここで働く」というイメージがぐっと鮮明になるはずです。私自身、学生時代には「本当に自分に合う会社が見つかるのか」と悩むこともありましたが、最終的には「機械に触れて働きたい」というシンプルな思いを大切にしました。その選択が今のやりがいに繋がっています。就職活動では、自分の興味が自然と向かう方向を大切にしてください。興味がないことを無理に続けても長くは続きません。逆に興味があることなら、困難も成長の糧になります。百聞は一見に如かず。ぜひ実際に見て、触れて、感じて、自分の将来をイメージしてみてください。

編集後記

今回の取材を通じて感じたのは、「技術課の仕事は機械を直すだけではない」ということでした。大型設備の導入からレイアウトの設計、トラブルを未然に防ぐ、仲間と一緒に最適解を探す――多岐にわたる仕事が若いうちから経験できる環境は魅力そのものです。何より、インタビューを通じてその一つひとつの経験に、真剣さと頼もしさがにじみ出ていました。取材中、エピソードを語る表情は活き活きとしていて、「現場を支えている」という実感に満ちていたのが印象的でした。また、工場見学の際に、色々な部署の方と気さくに声を掛け合っていたことも心に残っています。ナイキの強みは設備や技術だけではなく、人のつながりを大切にする文化にあるのだと実感しました。 この記事が、これから就職活動を始める皆さんにとって「働くイメージ」を少しでも鮮やかに描くきっかけになれば嬉しく思います。ぜひ、会社に足を運び、ナイキの空気を自分の目で確かめてみてください。きっと言葉以上の魅力が伝わるはずです。